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それでもサッカーは続く

 都内某所へ移動中にトリニータの試合結果を確認した。
 自分でも驚くほど、悲しみや怒りの感情が渦巻くこともなく、ただ淡々とJ2降格という事実だけを受け止めていた。

 昨年のJ1昇格プレーオフにぎりぎり滑り込み、京都・千葉を倒した末に勝ち取ったJ1の座を、1年で返上しちゃうのはそれなりに口惜しいけど、この成績ではいたしかたあるまい。
 ただJ2の6位が昇格したという結果だけで、J1昇格プレーオフの存在を疑問視する声があるなか、J2の6位でもやれるんだという結果を残せなかったのがとても残念だし、申し訳ない気がする。

 多分多くのトリサポが今年の結果については淡々と受け止めているんじゃないかと思う。それは僕たちトリサポが『J2降格』よりも恐ろしい結末を知っているからなんじゃないかな。『J2降格』よりも恐ろしい結末....それは『チーム消滅』であり『クラブライセンスの剥奪』だ。リーグは平成14年度末までに3期連続の赤字を計上していないこと(これは大丈夫だけど)、及び債務超過でないことがクラブライセンスの必須条件となるのだ。
 今シーズンJ1の試合会場では2015年から導入が予定されている2シーズン制への反対を表明するダンマクが数多く出されていたけど、多分僕らのゴール裏でその手の意思表示はあまりなかった筈。だって2014年度末を債務超過なしで終わらなければ、2015年のシーズンはやってこないんだもの。そりゃ1シーズンだろうが2シーズン制だろうが知ったこっちゃないよ、チームが残れればそんなんどっちだって構わない。

 前の社長時代と同じ轍は踏まず、身の丈にあった経営と戦略でトリニータは生き残る道を探っている。シーズン前に調達した戦力があまり効果を上げることは出来なかったけど、J2時代からトリニータに所属する選手たちがJ1を経験することで経験値を得たシーズンでいいんじゃないかと思っている。

 たとえトリニータがJ2に堕ちようが来年もまたトリニータを応援しに僕らサポはホームへ、アウェイへ出かけていくのだ。そうトリニータのサッカーが続くことを願いながら。

 僕たちの愛するチームはまだ再建途中だけど、これだけのサポーターに愛されるチームなんだ。胸を張ってまた前に歩き続けたいと思う。

 債務の解消について協力できることは協力をし続けるし、サポーターはサポーターとして、他のチームのサポーターや選手やメディアに「トリニータって地元に愛されているチームだね」と感じ取れる雰囲気を作り続ける必要がある。選手に「あのチームでサッカーをやりたい」と思われるような熱量を感じさせなきゃいけない、そしてそれができるサポーター達だと信じている。



 そのうち今期の総括という形で、トリニータに何が足らず、何が原因で、なぜこのような結果になったのかは纏めます。
大分トリニータ2013 5745629256948911177

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  1. ティンポン2013年10月8日 21:52

    ひさしぶりにコメントさせていただきます。読んで切なくなりました。泣きそう・・・(T_T)ぜーんぶ真実だから。代弁していただき嬉しいです。まじめかってつっこみません。チームの永遠の存続を願い、サポーターとしてできることを続けます。そして・・・今度J1に昇格する時には、祝杯の生エビスは絶対おかわりします。「お高いから1杯で我慢しましょ」なんて絶対提案しません!!まずはその時まで頑張るぞ~!サッカー楽しむぞ~!

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    1. ティンポンさん、お久しぶりです。

      あんまり悲しくないのが不思議です…どこかで諦めちゃったんでしょうね、僕も。

      まぁトリニータが存在し続けてさえくれれば、な~んも問題はないんですよ。

      またたまにはコメント入れて下さいね。
      鳥脳、寂しいよ!

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